2012.8月 第7回ミニ原爆展

7月31日(火)~8月3日(金)第7回ミニ原爆展 開催

 今回で7回目の開催となりますが、今年は、「戦争・被爆体験を子供たちを含む若い世代の皆さまに継承していこう!」というテーマで取組みました。

 ゆだ苑の平和活動のテーマに賛同していただき「山口市教育委員会」のご協力もあり、近隣の小学校へ、チラシの掲示と子供たちへの呼びかけもお願いいたしました。

 

 子供たちに戦争や原爆・平和について一緒に考えてもらおうと、開催期間中、毎日午後1時から被爆者および被爆二世の方々をお招きしてお話を聞く時間を企画しました。

 

 お話してくださったのは、『当時中学生で学徒動員により広島市行き、作業中に原爆投下により被爆された方』『ご家族で広島市にお住いで、当時2歳8カ月、出勤前の父を母と一緒にお見送りした直後に原爆投下にあわれた方』『召集令状が届いて軍隊に入り、広島市へ行って数日後に原爆投下にあわれた方』『広島市にお住いで、当時1歳半。長い間、向き合うことが出来なかったが、長い年月が経ち、何かお手伝いができればと初めて人前で語ってくださった方』『当時長崎にお住いで、軍属(軍人以外で軍隊に所属する人のこと)で広島市に配属になったが、体調を壊し長崎の実家に戻った後、長崎で原爆投下にあわれた方』『当時ご家族と山口市にお住いで、2歳11カ月。広島市に原爆投下後、叔父の安否を確認するため母と一緒に広島に入市して被爆された方』『父が被爆者で、その子供として多くの被爆者の方々と関わる体験をし、ゆだ苑に長く勤めておられた方』・・・・・。

 

 

 

 皆さん、環境や状況、年齢等異なる方々からその当時の日本の有り様、原爆投下直後の悲惨な話、投下後の辛い体験をした日々の話など、短い時間の制限があるなかで、話をしていただきました。

 皆さんの願いは、ただ1つ。 

 過去の悲惨な出来事に対し二度と起きて欲しくないと思うと同時に、核兵器廃絶・次世代を担う子供たちのために平和な未来を!!と願うことでした。

 そして、過去の大きな過ちを繰り返してはならない、そのためにも戦争・被爆の実相が風化しないよう若い世代に継承していき、平和の大切さ・命の尊さを感じてほしいと願うばかりでした。

 

 今回、ミニ原爆展を開催するにあたり、多くの皆さまにご協力いただきました。ありがとうございました。

 また、暑い中「第7回ミニ原爆展」にお越しいただいた皆さま、本当にありがとうございました。