9月3日(月)山口市立湯田小学校から来苑
8月6日の広島原爆忌、8月9日の長崎原爆忌が終わり、9月の原爆死没者追悼・平和式典に向けて準備を行っている中、山口市立湯田小学校から「9月末に6年生が修学旅行で広島平和祈念資料館に行くので、事前学習のため関連資料を貸してほしい」と要請がありました。
ゆだ苑では、戦争・被爆体験や平和への想いを若い人へ継承していきたいと考えており、ゆだ苑からも、ぜひお願いしたいとお伝えしました。
絵本やビデオ、原爆ポスター等数十点お持ち帰りいただき、平和学習の一環として利用していただくことになりました。
9月21日(金)山口市立湯田小学校の平和学習会へ参加しました。
湯田小学校から、同校の「平和学習会」への「語り部」派遣の依頼がゆだ苑にあり、学校側に了解を得て、事務局の私(坂本)も、その学習会へ参加してきました。
以下は、その学習会の報告です。
- 日 程:9月21日(金)15時~
- 会 場:山口市立湯田小学校 プレイルーム
- 内 容:平和学習会
- 「語り:戦争中の暮らしや体験談」
- 講師:山口市原爆被害者の会 会員 永野 和代 さん
山口市立湯田小学校の6年生担当の教師から「広島の修学旅行前に語りを!直に、その当時の暮らしぶりや平和を願う気持ちを聞くことにより、修学旅行をより充実したものにしたい」とゆだ苑に依頼があり、9月21日、山口市原爆被害者の会会員の永野さんと共に、学校を訪問しました。
プレイルームには6年生の生徒、先生方総勢100名余りが集り、永野さんの話を、熱心に聞いておられました。
数日後、担当の教師が、永野さんの話を聞いた6年生の生徒の皆さんの感想文を届けてくださいました。
少しご紹介いたします。
「私たちは今、戦争について勉強しています。今の日本は戦争がないから安心できるけど、いつ起こるかわからないので平和への努力をしています」
「戦争について知らないことがたくさんあったけど、知ることができました」
「まだ戦争の苦しみを味わっている人がいるのに、語り継ぐ人がいなくて戦争を忘れてしまう、それは絶対にいけないなと想いました。私たちだけでも身近な人へ戦争のことを伝えようと思います」
「私たちが体験したことの無い戦争は、思っていた以上に悲しく、こわいものでした。10秒という時間の大切さ。生きるか死ぬかの境目がたった10秒で・・・。平和な世界をつくるため後世の人達にも伝えていきたいと思いました」