5月10日(金)周南市立岐陽中学校で平和学習会
周南市立岐陽中学校から、同校の『平和学習会への「語り部」派遣の依頼』がゆだ苑にあり、学校側に了解を得て、事務局の私(坂本)も、その学習会へ参加してきました。
以下は、その学習会の報告です。
- 日 時:5月10日(金)14:10~
- 会 場:周南市立岐陽中学校
- 内 容:平和学習講習会
- はじめのことば (生徒)
- 講師紹介 (吉浦先生)
- 語り:「戦争や原爆のない平和がいつまで も・・・」
講師/山口市原爆被害者の会 増 原 博 さん - お礼のことば (生徒)
- 終わりのことば (生徒)
周南市立岐陽中学校は、徳山駅からおよそ1km強の街中に所在し、運動場もとても広々とした学校でした。
生徒さんは600人以上在籍し、市内で一番のマンモス校だそうです。
この度、岐陽中学2年生の皆さんは、歴史を振り返り平和の大切さを学ぶために、5月22日(水)に校外学習で広島に行かれるそうです。その事前学習で「はだしのゲン」のビデオを視聴したところとても衝撃を受け、涙を流す生徒さんも少なくなかったとのこと。
平和学習講演会は、実行委員会の生徒さんたちが進行を担当してくれました。
最後に、代表の生徒さんが「自由で平和だなと思えることの大切さを知り、ダメなことはダメと言えることを身に付け、これからこのようなこと(戦争や被爆)がないよう、平和な未来を築きたいと思います」と想いを述べてくれました。
今回、平和学習に時間を与えてくださった中馬校長ならびにご連絡・担当してくださった吉浦先生、過去の悲惨な出来事を継承しなければとおっしゃってくださった通山先生、そして、周南市立岐陽中学校2年生の生徒の皆さん、ありがとうございました。
今日の増原さんの「語り」が、広島に行った時やこれから成長していく過程の中で、平和の大切さを思い起こす要素のひとつになってくれればと願っております。
語りで訪れた数日後、周南市岐陽中学校の生徒さんたちの感想文が届きました。
「平和に過ごせていることが当たり前のことでなく一番の幸せだということを、改めてよく考えたい」
「世界中のみんなが仲良く助け合って幸せに生きていける平和な世の中になれば嬉しいと、心から思いました」
「原爆で苦しんだ人たちの苦しさ、もう同じことはあってはいけないということを、これからも忘れずにおきたい」
「世界中が命の大切さを理解していかなければいけません。二度と戦争があってはいけないと思います」
とても、心強い感想をたくさんいただきました。
戦争を知らない、豊かな時代に育った生徒さんたちが「争いはよくない」と答えてくれました。平和を願う、強くて優しい心を持ち続けてほしいと思いました。