9月21日(土)ひろしま被爆ピアノ平和コンサートin山口 開催
1945年8月6日、広島に原爆が落とされた時、原爆の爆風により割れたガラスで傷だらけになった「被爆ピアノ」が大切に修復され、現在も保管されています。
この被爆ピアノが奏でる音色に、「恒久平和への願い」と「被爆者への追悼の想い」を込めて、ゆだ苑で初めての被爆ピアノ平和コンサートが開催されました。
- 日 時:9月21日(土)14:00~
- 会 場:ゆだ苑(自治労会館 1階 会議室)
- 内 容:広島被爆ピアノ平和コンサートin山口
- 開会挨拶
ゆだ苑理事長 岩本 晋 - 被爆ピアノを語る
矢川 光則さん(ピアノ調律師) - ゲストを迎えて
谷崎 由美さん(ピアニスト) - 被爆ピアノに想いをよせて
- 閉会挨拶
藤井 郁子さん(ひろしま被爆ピアノ平和コンサートin萩実行委員会)
- 開会挨拶
初めに、ゆだ苑の岩本理事長が開会挨拶を行いました。
次に、広島で被爆2世として生まれピアノ調律師になり、現在全国各地で開催する被爆ピアノ平和コンサートに携わっておられる矢川さんが、被爆ピアノについて語ってくれました。
壊れたり使われなくなったピアノを修復し新しい命を吹き込んで、そのピアノを福祉施設などに寄贈していたことがきっかけで、原爆で被爆したピアノの修復を依頼されるようになり、現在4台広島で被爆したピアノを所有されているそうです。
被爆ピアノの音色を、多くの人に聞いてもらえることで平和を伝えたいという想いで活動をされています。
矢川さんも、ゆだ苑と同じく、核兵器廃絶への願いをもっと強くアピールしていきたいと話されました。
続いて、広島でも被爆ピアノ演奏活動を行っている谷崎由美さんに、ドビュッシーの「月の光」やショパンの「ノクターン第2番」など、全部で7曲演奏していただきました。
10分間の休憩の後、被爆ピアノを演奏したいと山口県内各地からお申込していただいた一般の皆さまの演奏会を行いました。
バイオリンとピアノの二重奏を奏でられたお二人、ジャズ風にアレンジして弾かれた方、それぞれ好きな曲をメドレーで弾いた親子3人組、ピアノを習っている高校生や若者、原爆の犠牲になられた方々への追悼と平和への祈りを込めてと独唱してくださった方など、小さなお子さんからご年配の方々総勢14名の方が演奏してくださいました。最後は演奏者の伴奏に合わせて、「涙そうそう」を会場にお越しの皆さん全員で歌いました。
最後に、広島被爆ピアノ平和コンサートin萩の実行委員会の藤井郁子さんが、閉会の挨拶を行いました。
広島から来てくださった矢川さん、谷崎さんをはじめ、演奏してくださった一般の皆さま、また演奏を聴きに来てくださった皆さまに感謝の言葉を述べ、平和の尊さを伝え、平和への願いを共有したいと話されました。
コンサートを終えた後、残ってくださった皆さんとちょこっと交流会を開き、今回参加してくださったきっかけなどお話を伺うことができました。